相手からどんな印象を持たれているか、これってすごく大切ですよね。
その印象が、ほぼその人からの好感度を左右するためです。
でも、「相手からの印象なんて相手が考えることで、自分じゃどうしようもない」と思っていませんか?
実は、相手の中での自分の印象を、好きなように操作できる心理現象があるんです!
これを応用すれば、
・相手に、自分が思う理想の印象を持ってもらう
・相手の好みの異性タイプに、自分が当てはまると思わせる
といったことができてしまうんです!
(相手の好みの異性タイプを聞き出すには、この記事を参考にして下さい)
この記事では、そんな印象操作ができる魔法のような心理現象について解説していきます!
自発的特徴変換
その心理現象が、
自発的特徴変換
というものです。
漢字から見ると難しそうですが、簡単に説明すると、
「会話中に出てきた第三者の印象や特徴が、そのまま話し手(あなた)の印象や特徴に置きかわってしまう現象」
のことです。
つまり、その場にいない人を褒めるだけで、その褒めている内容があなたの印象に置き換わるんです!
応用の仕方
それでは、この自発的特徴変換を具体例で応用してみます。
例えばあなたが、相手から
「人当たりが良くて、家庭的で、感情的にならない人」
という印象を持ってもらいたいとします。
その場合は、その特徴を持った人を会話の中で褒めます。
「会社の先輩女性で○○さんっているんだけど、本当にみんなに優しくて人当たりがいい人で素敵なの。」
「大学時代の友達の△△の部屋に遊びに行ったんだけど、料理すごく美味しくて感動した!しかもおおらかで、感情的に怒ってるのみたことないし、あの子はいい奥さんになると思う。」
このように、第三者を褒めるだけです!
なるべく具体的な、実体験に基づいたエピソードを話すようにしましょう。
相手の頭の中で鮮明にイメージが浮かぶことで、その印象があなたの印象に置き換わるんです!
なぜ自発的特徴変換が起こるのか
自発的特徴変換は、心理学者の実験によって、統計的に存在することが知られていますがメカニズムは明確にわかってはいません。
ここからは心理学者である筆者の考察になるのですが、
①人の記憶があいまいであること
②あなたが褒めた点に気を配っていること印象付ける
この2点がメカニズムに関係しているのではと考えています。
①ですが、本当に人の記憶ってあいまいなんですよ。笑
自分の話してた会話を正確に覚えてる人ってほぼいなんです。
なのであなたと会話したという事実と、褒めた要素(人当たりが良い、家庭的など)のキーワードが勝手にリンクされて、「あなた=褒めた要素を持っている」と変換されるというものです。
②ですが、褒めるという行為は、その点にあなたが着目して人を見ているからできることなんです。
例えば第三者を人当たりが良いと褒めるということは、普段から人当たりが良い人になろうと考えながら行動しているからできるのです。
なので会話の相手からすると「この人は、人当たりに気を配れるんだな」と判断し、あなたのことも同様の印象を持つということです。
これらは筆者の個人的な考察ですが、正解に近いのではないかと我ながら思っています。笑
注意点
自発的特徴変換には注意点があります。
それは、第三者の悪口を言った場合、その時の悪い印象や特徴も、あなたの印象や特徴に変換されてしまう場合が多いという点です!
これも、あなたと悪口がリンクしてしまうためです。
悪口は良くないとはよく言いますが、心理学的にも証明できることなんですね。
相手が反応に困るような悪口は言わない方が得策です。
ただ例外もあり、
会話の相手も、その第三者に悪口を言いたい場合は、自発的特徴変換は起こりません。
あなたの印象は悪くならないです。
むしろ、二人で共通の人物の悪口を言い合えば、距離はグッと縮まります。笑
悪口は自分に返ってきます。
なるべく好きな人の前では、悪口は控えるようにしましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
自発的特徴変換という心理現象を応用すれば、
「第三者を褒める」ことで、あなたの印象を操作することができます。
自分の理想や、相手の好きなタイプに近い人物を探し出して、会話の中で褒めてみて下さい!
「第三者の悪口を言う」ことも、あなたの印象を操作します。
第三者が登場するネガティブな話は避けるようにして下さい。
ぜひこの自発的特徴変換を応用して、自分の印象を操作してみて下さいね!
それでは!
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